An Memorial Capsule

触れることのできるこのメモリアルカプセルは、生分解性素材でつくられています。 サステナビリティ、手触りの心地よさ、そして「別れ」を段階的に受け入れる新しいアプローチを融合し、愛する存在との別れ方を再考するデザインです。手のひらで包み込むように成形されたなめらかな表面は、触れたり、そっと撫でたりすることを誘い、かつて大切なペットに自然と差し伸べていた仕草を思い起こさせます。

触れるという体験によって、この骨壺は単なる容器ではなく、不在と記憶をつなぐ橋となります。骨壺に添えられたジュエリーには特別な意味があります。飼い主が埋葬の準備ができたときに取り外すことができ、骨壺を土へ還すと同時に、その一部を手元に残して身につけることで愛の記憶を寄り添わせ続けることができます。このことにより、別れの衝撃をやわらげます。

埋葬はもはや一度きりの瞬間ではなく、「抱く」「触れる」「手放す」という一連の親密な行為の最後の一歩へと変わります。そしてやがて器は自然に還り、記憶だけを静かに残します。

An Memorial Capsule
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